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「運命のボタン」 [★]


運命のボタン [Blu-ray]

運命のボタン [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray

原題: THE BOX
監督: リチャード・ケリー
脚本: リチャード・ケリー
原作: リチャード・マシスン(「運命のボタン」)
出演: キャメロン・ディアス/ジェームズ・マースデン/フランク・ランジェラ
2009年/アメリカ映画



<あらすじ>
ある日家の前に置かれていた謎の箱を見つけるノーマ。
夫アーサーが開けると、中にはボタンつきの装置が入っていた。
後日その箱を置いたアーリントンが現れ、24時間以内にそのボタンを押せば見知らぬ誰かが死に、あなたがたには100万ドルが手に入ると言われる。
夫婦は葛藤するが、結局ボタンを押してしまった。
再び現れたアーリントンから100万ドルを受け取るが、次々に不可解なことが起きていく...。

<感想>
全く展開が読めなくて引き込まれるんだけど、結果(もう途中からそういう匂いはぷんぷんするけど)「何じゃこりゃ?」と思う映画だった。
こういう訳分からない映画で真剣に演技をする俳優陣が気の毒になるほど。
特にロマコメで見慣れているキャメロン・ディアスがシリアス演技だっただけに痛々しさも倍増だし、意味が分かって演技していたのか疑問なので、ある意味すごいと感心してしまった。

短編小説が原作らしいけど、SFがらみの不条理ものって本当に分かりにくい。
火星人がからんでるみたいな雰囲気があるけど、それもよく分からないし、アーリントンの"雇い主"が結局何をしたくて地球人を試しデータを採集していたのかもよく分からなかった。

彼らがボタンを押した時に起きた殺人が、結局ノーマとアーサーの身に起こり、まさにその時また知らない夫婦がボタンを押しているシーンがパラレル・ワールドみたいに映されてたのは少々ドラマチックだけど、直後私が思ったのは「だいたいデータの集め方が、訪問販売みたいにコツコツし過ぎじゃない?」ということだけでした。

第3者が死ぬということに対しての葛藤について描かれていればもう少しましだったと思うけど、ボタンを押すまでがわりとあっさりで、後半の謎解き風(あくまでも"風")の展開と、次々起こる不可解な出来事に重点が置かれているから、よい部分がなかなか見つからなかった。
...重点があったかどうかも疑問だけど。
"従業員"っていう存在もよく分からなかったし、みんなが何かを伝えるたびに鼻血を出すっていうB級感もすごい。

全てがすっきり解き明かされる必要があるとは言わないけど、謎が謎を呼ぶ...にもなっていない、ただのめちゃくちゃ。
原作もそうなんだろうか?
製作陣は何に惹かれたのだろう?

最近映画に外れが多いってどこかの感想で書いたけど、本当だよと改めて。
一応映画好きなので、今までずっと内容はあえて知らないようにして、手当たり次第な感覚でタイトルやジャンル、俳優、監督等のどれかが気になれば見るって感じだったんだ。
でも私もそれなりに忙しいし、見るべき映画はたくさんあるような気がするし、いい映画を何回も見るのだってありだし、ある程度何かで内容を調べてから選んで見た方がいいのかもしれないって、自分の観賞スタイルまで考えさせられてしまう映画でした。
ふー。
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