「シャンプー台のむこうに」 [★★★]
原題: BLOW DRY
監督: パディ・ブレスナック
脚本: サイモン・ボーフォイ
出演: アラン・リックマン/ナターシャ・リチャードソン/ジョシュ・ハートネット/レイチェル・グリフィス/ビル・ナイ/レイチェル・リー・クック
2000年/イギリス映画
★★★
<あらすじ>
イギリスの田舎町、ヨークシャーのキースリーで開かれることになった全英美容選手権。
昔この大会の覇者であるフィルは、息子ブライアンと共に美容室を経営しているが、大会に関してはある事件をきっかけに全くやる気を失っていた。
その事件とは妻であったシェリーとモデルのサンドラが、大会前夜に駆け落ちしたこと...。
そのシェリーは不治の病に冒されており、崩壊した関係を修復しようと、4人で大会に出場することを持ちかける...。
<感想>
なかなかおもしろかった。
具体的にどうとは言えないけど、すごくイギリス映画っぽいって感じがしたのも良かった。
ユーモアの種類がアメリカとは違うって言うのかな。
不治の病に冒された主人公が、かつて失った家族との絆を再生させたいっていうのはとてもありがちだけど、そこに訳の分からない「美容選手権」がからむっていうのが、非現実的で逆に良い効果があった気がする。
アラン・リックマンの普通の現代市民役もすごく新鮮だった。
大会が進むにつれ、司会を務める市長がだんだんこなれて、派手になっていくのもおかしかったです。
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