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「トゥー・ラバーズ」 [★★★]


トゥー・ラバーズ [DVD]

トゥー・ラバーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

原題: TWO LOVERS
監督: ジェームズ・グレイ
脚本: ジェームズ・グレイ/リチャード・メネロ
出演: ホアキン・フェニックス/グウィネス・パルトロー/ヴィネッサ・ショウ
2008年/アメリカ映画(日本未公開)

★★★

<感想>
ホアキン演じるレナードはかつて自分の遺伝子的な病気のせいで婚約破棄をされた過去を持つ男で、そのショックから立ち直れず自殺未遂を繰り返しているみたいなの。
そんな風に確かに暗い過去や精神的病を抱えているんだけど、ホアキンが持つ雰囲気が必要以上に暗くて、ちょっとやり過ぎって感じなくらい。

そんな彼を思うサンドラという女性が現れるんだけど、ほぼ時を同じくして同じアパートにミシェルという女性も現れるの。
レナードは圧倒的にミシェルにひかれつつ、届かない思いを抱えながら、その反動みたいにサンドラとの恋を進行させていくのね。
こんな一見男の都合のいい話も、さっき書いたようなレナードのおどろおどろしいくらいの暗さのせいで、何か深遠で、とにかくどっちかとうまくいって!と応援したくなるから不思議です。

だから空気感はとてもいい感じの映画だったんだけど(ヨーロッパ系の映画祭でノミネートされてるけど、いかにもって感じの雰囲気)、でもちょっと待って!とも思っちゃう。
特にラスト、その指輪渡しちゃうのかって、当然つっこみたくなるし。
だけど、サンドラに愛されてるんだからいいじゃん、愛される幸せを感じて強く生きて!とも思えるし...。
そういう意味でも何とも不思議な映画でした。

グウィネス・パルトローファンなので、彼女出演ということで見たんだけど、彼女の美しさは満喫できました。
純粋で身勝手な、でも本人は無意識だから悪気がないというたちの悪いミシェルという役をサラリと演じていたように思います。
何だか前に彼女が演じた「大いなる遺産」のエステラ役を思い出しちゃった。
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