「ウォール・ストリート」 [★★☆]
原題: WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS
監督: オリヴァー・ストーン
脚本: アラン・ローブ
出演: マイケル・ダグラス/シャイア・ラブーフ/ジョシュ・ブローリン/キャリー・マリガン/スーザン・サランドン
2010年/アメリカ映画
★★☆
<感想>
冒頭のゲッコーが刑務所から出てくる時に渡される携帯電話の大きさが、時の流れを感じさせるうまいアイテムになっていて、映画に対しての期待感がぐぐっと出てきた。
でもその期待にはこたえてくれない映画だったかなあ。
もう1人の主人公ジェイコブ役のシャイア・ラブーフやゲッコーの娘でありジェイコブの妻にもなるキャリー・マリガンも良かったのに、ストーリーに深みがない。
混乱する金融界の話が難しいように見せて実は単純過ぎ、と言うか映画のメインの話はこの世界を舞台にした知的ゲームではなくて、家族の再生物語だったのかもしれない。
...けど、そう言うにはやはり中途半端な感じも。
一応ブレトンという強敵キャラクターもいたのだから、ジェイコブがゲッコーのダークさや冷徹さを裏切られながらも学ぶという部分をもっと描いていてくれてたらおもしろかったかも。
もしくはゲッコーが這い上がっていくところを描くとか。
原題の通り、'MONEY NEVER SLEEPS'なんだろうけど、それとはあまり関係ないところで話が進んでいる感じでした。
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