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「トゥー・ラバーズ」 [★★★]


トゥー・ラバーズ [DVD]

トゥー・ラバーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

原題: TWO LOVERS
監督: ジェームズ・グレイ
脚本: ジェームズ・グレイ/リチャード・メネロ
出演: ホアキン・フェニックス/グウィネス・パルトロー/ヴィネッサ・ショウ
2008年/アメリカ映画(日本未公開)

★★★

<感想>
ホアキン演じるレナードはかつて自分の遺伝子的な病気のせいで婚約破棄をされた過去を持つ男で、そのショックから立ち直れず自殺未遂を繰り返しているみたいなの。
そんな風に確かに暗い過去や精神的病を抱えているんだけど、ホアキンが持つ雰囲気が必要以上に暗くて、ちょっとやり過ぎって感じなくらい。

そんな彼を思うサンドラという女性が現れるんだけど、ほぼ時を同じくして同じアパートにミシェルという女性も現れるの。
レナードは圧倒的にミシェルにひかれつつ、届かない思いを抱えながら、その反動みたいにサンドラとの恋を進行させていくのね。
こんな一見男の都合のいい話も、さっき書いたようなレナードのおどろおどろしいくらいの暗さのせいで、何か深遠で、とにかくどっちかとうまくいって!と応援したくなるから不思議です。

だから空気感はとてもいい感じの映画だったんだけど(ヨーロッパ系の映画祭でノミネートされてるけど、いかにもって感じの雰囲気)、でもちょっと待って!とも思っちゃう。
特にラスト、その指輪渡しちゃうのかって、当然つっこみたくなるし。
だけど、サンドラに愛されてるんだからいいじゃん、愛される幸せを感じて強く生きて!とも思えるし...。
そういう意味でも何とも不思議な映画でした。

グウィネス・パルトローファンなので、彼女出演ということで見たんだけど、彼女の美しさは満喫できました。
純粋で身勝手な、でも本人は無意識だから悪気がないというたちの悪いミシェルという役をサラリと演じていたように思います。
何だか前に彼女が演じた「大いなる遺産」のエステラ役を思い出しちゃった。
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「ソーシャル・ネットワーク」 [★★★★]


ソーシャル・ネットワーク [Blu-ray]

ソーシャル・ネットワーク [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray

原題: THE SOCIAL NETWORK
監督: デヴィッド・フィンチャー
脚本: アーロン・ソーキン
原作: ベン・メズリック(「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」)
出演: ジェシー・アイゼンバーグ/アンドリュー・ガーフィールド/ジャスティン・ティンバーレイク/アーミー・ハーマー/マックス・ミンゲラ
2010年/アメリカ映画
2010年アカデミー賞: 脚色賞(アーロン・ソーキン)/作曲賞(アッティカス・ロス/トレント・レズナー)/編集賞(カーク・バクスター/アンガス・ウォール)(作品賞ノミネート)
2010年ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ)など他多数

★★★★

<感想>
かなり見応えのある映画だったと思います。
ウィンクルボス兄弟&ディビヤとエドゥアルドに訴えられ、その内容を説明するという形でfacebookの誕生とマーク・ザッカーバーグという世界最年少の億万長者についてが語られる映画で、早いテンポで進む展開とは対照的にずっとふてぶてしいマーク演じるジェシー・アイゼンバーグがとても良かったと思う。
アカデミー主演男優賞にノミネートされるのも分かる気がした。

実際のザッカーバーグさんが結局どんな人なのかは知らないけど、facebookというサイトを作るきっかけになった事件が、つき合っていた女の子への嫌がらせだったように、複雑なプログラムは書けても人間性としては単純で子供じみたところがあるのかもしれないって見ていて思った。
だから嫌なやつには思えなかったし、エドゥアルドとの壊れた友情も彼に悪気があったのではなく、エドゥアルドが疎ましく思っていたショーン・パーカーが逆に彼を疎ましく思って...のぐちゃぐちゃに巻き込まれただけなのかもって気がしてしまいました。

ユーザーがハーバードだけでなく他の大学→西海岸→そして世界へと広がり、ユーザーが100万人を超えたエピソードももちろん出てくるんだけど、この映画はそういう成功にはあくまで距離感を保って淡々と描いているせいで、逆に見やすさやおもしろさが増していたように思う。
だからと言って登場人物の人間性にべったり特化しているわけでもない、その絶妙バランス感覚のある演出がただの伝記物語でない魅力ある映画に効果的だったのかなーなんて思ってます。

facebookは私もユーザーになって1年がたつけれど、あまり熱心にやらなくなってしまいました。
mixiのような匿名性がそんなに好きじゃないのでFBユーザーになったんだけど、だいたい友だちが少ないし、みんなにお知らせするような大した日常を送ってるわけじゃないのが敗因かも。
私の数少ないお友だち、みんなキラキラしてるから恥ずかしくって(笑)。
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「ウォール・ストリート」 [★★☆]


ウォール・ストリート [Blu-ray]

ウォール・ストリート [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS
監督: オリヴァー・ストーン
脚本: アラン・ローブ
出演: マイケル・ダグラス/シャイア・ラブーフ/ジョシュ・ブローリン/キャリー・マリガン/スーザン・サランドン
2010年/アメリカ映画

★★☆

<感想>
冒頭のゲッコーが刑務所から出てくる時に渡される携帯電話の大きさが、時の流れを感じさせるうまいアイテムになっていて、映画に対しての期待感がぐぐっと出てきた。
でもその期待にはこたえてくれない映画だったかなあ。

もう1人の主人公ジェイコブ役のシャイア・ラブーフやゲッコーの娘でありジェイコブの妻にもなるキャリー・マリガンも良かったのに、ストーリーに深みがない。
混乱する金融界の話が難しいように見せて実は単純過ぎ、と言うか映画のメインの話はこの世界を舞台にした知的ゲームではなくて、家族の再生物語だったのかもしれない。
...けど、そう言うにはやはり中途半端な感じも。

一応ブレトンという強敵キャラクターもいたのだから、ジェイコブがゲッコーのダークさや冷徹さを裏切られながらも学ぶという部分をもっと描いていてくれてたらおもしろかったかも。
もしくはゲッコーが這い上がっていくところを描くとか。
原題の通り、'MONEY NEVER SLEEPS'なんだろうけど、それとはあまり関係ないところで話が進んでいる感じでした。
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「エクスペンダブルズ」 [★★☆]


エクスペンダブルズ [Blu-ray]

エクスペンダブルズ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

原題: THE EXPENDABLES
監督: シルヴェスター・スタローン
脚本: シルヴェスター・スタローン/デヴィッド・キャラハム
原案: デヴィッド・キャラハム
出演: シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/ジェット・リー/ミッキー・ローク/ドルフ・ラングレン/ブルース・ウィリス/アーノルド・シュワルツェネッガー
2010年/アメリカ映画

★★☆

<感想>
知ってて見てるのにスタローンとシュワルツェネッガーが!とか、ブルース・ウィリスが!とか思っちゃって、特に明らかにファン・サービスのスリーショットはやっぱりわくわくしてしまいました。
特別大ファンってわけじゃなかったのに何でだろ?(笑)

でも私が洋画を見始めた頃ってちょうどスタローンやシュワルツェネッガーのアクションが全盛期時代だったので、そういう懐かしさみたいなものは確実にある。
そこにジェイソン・ステイサムとかが加わってパワーアップみたいな感じかな。
ミッキー・ロークがすっかり気持ち悪くなっちゃってて、でもそれを楽しんでるみたいな感じがしたのもおもしろかった。

ストーリーはもう笑っちゃうくらいの既視感。
傭兵的なグループがあり、ある軍事小国家を成敗するべく偵察に行き、どうにも気になる女性が現れ(さすがに恋にはしなかったけど)、でもその女性がトラブルをまきちらし、お金がモチベーションのはずの人々が結局は仲間意識を発揮し何だかんだ立ち上がって戦う...みたいな。
まあ、目新しさを求めてこの映画を見てる人なんていないだろうから、別にいいんだけどね。
ある意味安心感さえあるし。

ただちょっと、あまりに人がバタバタと死んでいくので、今の時代こんな簡単にそういうことを描いていいのかなって不安はあったかも。
昔より人が単純になってる気がするから、勘違いする人がいなければいいが...とは思いました。
私が親になったせいもあるのかな。

どうやら2もあるみたいだし、私たち世代の人々に受けが良かったのかもしれないね。
私もそれなりに楽しめました。
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「プラダを着た悪魔」 [★★★☆]


プラダを着た悪魔 [Blu-ray]

プラダを着た悪魔 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: THE DEVIL WEARS PRADA
監督: デヴィッド・フランケル
脚本: アライン・ブロッシュ・マッケンナ
原作: ローレン・ワイズバーガー(「プラダを着た悪魔」)
出演: メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ/エミリー・ブラント/スタンリー・トゥッチ/エイドリアン・グレニアー
2006年/アメリカ映画
2006年ゴールデン・グローブ 女優賞(コメディ/ミュージカル)(メリル・ストリープ)
2006年全米批評家協会賞: 助演女優賞(メリル・ストリープ)など他多数

★★★☆

<感想>
ダサい女の子が一流ファッション誌のアシスタントに雇われて変身していき、自分の道を取り戻すというストーリー。

アン・ハサウェイ演じるアンドレアが、ダサい女子から一変おしゃれな女の子に変わってからのファッション・ショーみたいな衣装替えはわりとよく見るパターンだけど、憎めない彼女の魅力にぴったりという感じだった。
メリル・ストリープ演じる鬼編集長も貫禄の演技。
圧倒的なボスに翻弄され引き込まれながらも、自分を失わず最終的には夢を叶えるという王道も見ていて悪くなかったです。

アンドレアが変わっていく様子を彼が快く思わないのもありがちだけど、特に友だちの黒人の女性みたいなタイプはあまり好きじゃないなーって思った。
ハンドバッグもらった時はあんなにはしゃいでいたのにね...。

それにしてもアンドレアの洋服はほとんどナイジェルからのレンタルでしょ?
彼女だけ特別なの?他の人もそうなの?
パリ出張の時に着るものはともかく、普段オフィスで働く時も借りれるなんて不思議だな。

その他マドンナやU2、Mobyと好きな曲が多く使われていたのが印象的でした。
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「人生万歳!」 [★★★]


人生万歳! [DVD]

人生万歳! [DVD]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • メディア: DVD

原題: WHATEVER WORKS
監督: ウディ・アレン
脚本: ウディ・アレン
出演: ラリー・デヴィッド/エヴァン・レイチェル・ウッド/パトリシア・クラークソン/ヘンリー・カヴィル
2009年/アメリカ映画

★★★

<感想>
ウディ・アレンらしい作品で、どちらかと言うとおもしろくない方に分類されるけど、元々が好きだから星3つとしました。

久しぶりにニューヨークを舞台にした映画だそうだけど、チャイナタウンがメインだったり、若いメロディとおじいさんと言ってもいいような気難しい天才ボリスとの結婚は、アレン自身のプライベートが大きく影響しているのかな(私の知る限りのゴシップで)。

この人の作品はたいがい自分の変人ぶりが投影されているような主人公が多くてそれが楽しい。
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「ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島」 [★★★☆]


ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 [Blu-ray]

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: THE CHRONICLES OF NARNIA: THE VOYAGE OF THE DAWN TREADER
監督: マイケル・アプテッド
脚本: クリストファー・マルクス/スティーヴン・マクフィーリー/マイケル・ペトローニ
原作: C・S・ルイス(「ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島」)
出演: ジョージー・ヘンリー/スキャンダーケイン/ウィル・ポールター/ベン・バーンズ/リーアム・ニーソン(声)/サイモン・ペッグ(声)
2010年/イギリス映画

★★★☆

<感想>
今回はスーザンとエドマンド、そしていとこのユースチスがナルニアに行くお話で、時代は前作とほとんど変わらないのでカスピアンもいます。

毎回感じていることだけど、ナルニアは最近映画化されているハリー・ポッターやロード・オブ・ザ・リングなどのファンタジーに比べると、原作が完全に子ども向けなんだなって感じる。

だから冒険や戦いじたいはどうしても単純で、あまりハラハラドキドキしたりはしないんだ。
それでも今回は、戦う相手が自分の精神的な内側(欲望や恐怖)だったから、今までよりは感動もできたけれど。

ユースチスが本当に腹の立つ、かわいくない男の子なんだけど、ねずみの騎士リープ・チープとの友情を育みながら成長していくのが良かったです。

最後、アスランの国の手前の海辺のシーンは映像がとてもきれいで、それも感動に一役買ってたかな。
波がチューブになる直前みたいな感じでずっと高さを保っているのに落ちてこないのが、不自然だからちょっと気持ち悪かったけど(笑)。
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「ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛」 [★★★☆]


ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [Blu-ray]

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray

原題: THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN
監督: アンドリュー・アダムソン
脚本: アンドリュー・アダムソン/クリストファー・マルクス/スティーヴン・マクフィーリー
原作: C・S・ルイス(「ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛」)
出演: ベン・バーンズ/ウィリアム・モーズリー/アナ・ポップルウェル/スキャンダー・ケインズ/ジョージー・ヘンリー/リーアム・ニーソン(声)
2008年/アメリカ映画

★★★☆

<感想>
カスピアン王子ステキでした。
...が、お話はまあまあってところ。
おじの裏切りにより命を狙われるカスピアン王子、そしてカスピアンがかつて自分の一族が絶滅させたはずのナルニア人たちと共に対抗する...。
ちょっとありがちと言うか、王道過ぎると言うか。
それに協力するためにロンドンから舞い戻った4兄弟だけど、そんなに見せ場もないし。

いつアスランが出てくるの?結局アスランが出てこないと話にならないじゃない?ばかり思ってしまい、出てきた時はおーって感じだったけど、冷静に考えると物語の前後に深みがない感じがしちゃって。

それにしてもルーシーが大きくなっていてびっくり。
顔はそのままの雰囲気だったけど、背が高くなっちゃってすっかりお姉さんなの。
つい自分の娘を重ねてしまったよ。
あんな風にあっという間に大きくなっちゃうのねー。
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「ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女」 [★★★★]


ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 [Blu-ray]

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray

原題: THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE
監督: アンドリュー・アダムソン
脚本: アンドリュー・アダムソン/クリストファー・マルクス/スティーヴン・マクフィーリー/アン・ピーコック
原作: C・S・ルイス(「ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女」)
出演: ウィリアム・モーズリー/アナ・ポップルウェル/スキャンダー・ケインズ/ジョージー・ヘンリー/ティルダ・スウィントン/ジム・ブロードベント/リーアム・ニーソン(声)/ルパート・エヴェレット(声)
2005年/アメリカ映画
2005年アカデミー賞: メイクアップ賞など

★★★★

<感想>
このナルニアシリーズで唯一原作を読んでいる分のストーリー。
少ない挿絵から想像していた以上の世界が広がっていた映画でした。

とにかくルーシーがかわいい。
いちばんの小さい女の子なのに、いつも鍵を握っている感じ良いです。
逆に次男のエドマンドがいかにも...なくらいむかっとくる。
白い魔女にもらうおかしをむしゃむしゃと食べる冒頭のシーンが印象的かな。
その白い魔女役のティルダ・スウィントンの中世的な冷たさが、この役に似合っていました。

でもやっぱりアスラン!
美しく気高く本当にかっこいいんだ。
その他の動物たち(半動物たちも)リアルでわくわくした。

今後はこの4兄弟だけが出てくるわけじゃないらしいけど、どうなっていくのか楽しみです。
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第84回アカデミー賞の主要部門結果 [その他]

第84回アカデミー賞ポスター.jpg

作品賞:
★「アーティスト」

「ファミリー・ツリー」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」
「ヒューゴの不思議な発明」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「マネーボール」
「ツリー・オブ・ライフ」
「戦火の馬」

監督賞:
★ミシェル・アザナヴィシウス(「アーティスト」)
アレクサンダー・ペイン(「ファミリー・ツリー」)
マーティン・スコセッシ(「ヒューゴの不思議な発明」)
ウディ・アレン(「ミッドナイト・イン・パリ」)
テレンス・マリック(「ツリー・オブ・ライフ」)

主演男優賞:
★ジャン・デュジャルダン(「アーティスト」)
デミアン・ビチル(「明日を継ぐために」)
ジョージ・クルーニー(「ファミリー・ツリー」)
ゲーリー・オールドマン(「裏切りのサーカス」)
ブラッド・ピット(「マネーボール」)

主演女優賞:
★メリル・ストリープ(「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」)
グレン・クローズ(「アルバート・ノッブス」)
ヴィオラ・デーヴィス(「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」)
ルーニー・マーラ(「ドラゴン・タトゥーの女」)
ミシェル・ウィリアムズ(「マリリン 7日間の恋」)

助演男優賞:
★クリストファー・プラマー(「人生はビギナーズ」)
ケネス・ブラナー(「マリリン 7日間の恋」)
ジョナ・ヒル(「マネーボール」)
ニック・ノルティ(「ウォリアー(原題)」)
マックス・フォン・シドー(「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」)

助演女優賞:
★オクタヴィア・スペンサー(「ヘルプ~心がつなぐストーリー」)
ベレニス・ベジョ(「アーティスト」)
ジェシカ・チャスティン(「ヘルプ~心がつなぐストーリー」)
メリッサ・マッカーシー(「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」)
ジャネット・マクティア(「アルバート・ノッブス」)

脚本賞:
★ウディ・アレン(「ミッドナイト・イン・パリ」)
ミシェル・アザナヴィシウス(「アーティスト」)
アニー・ムモーロ/クリステン・ウィグ(「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」)
J・C・チャンダー(「マージン・コール」)
アスガー・ファルハディ(「別離」)

脚色賞:
★アレクサンダー・ペイン/ナット・ファクソン/ジム・ラッシュ
  (「ファミリー・ツリー」)
ジョン・ローガン(「ヒューゴの不思議な発明」)
ジョージ・クルーニー/グラント・ヘスロヴ/ボー・ウィリモン
  (「スーパー・チューズデー~正義を売った日」)
スティーヴン・ザイリアン/アーロン・ソーキン(「マネーボール」)
ブリジット・オコナー/ピーター・ストローハン(「裏切りのサーカス」)
タグ:映画祭
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「食べて、祈って、恋をして」 [★★★★]


食べて、祈って、恋をして スペシャル・エディション [Blu-ray]

食べて、祈って、恋をして スペシャル・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray

原題: EAT PRAY LOVE
監督: ライアン・マーフィー
脚本: ライアン・マーフィー/ジェニファー・ソルト
原作: エリザベス・ギルバート(「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書」)
出演: ジュリア・ロバーツ/ハビエル・バルデム/ジェームズ・フランコ/リチャード・ジェンキンス/ヴィオラ・デイヴィス/ビリー・クラダップ
2010年/アメリカ映画

★★★★

<感想>
この手のいわゆる“自分探しの旅” 映画って、見る側のタイミングが結構重要なんじゃないかと思う。
それを間違うと(ずれてしまうと)、「は~?」ということにもなりかねない。

今の私は第2子が産まれる直前で、どちらかと言うと“現実”のど真ん中にいるという感覚がある。
痛みを伴う命がけの作業が間近に迫っていて、自分探しがどうのこうのと言ってる場合じゃないと言う方が近いと言うか...。

そんな状況なのにもかかわらず、意外とはまってしまって、この少し長い物語をじっくりと楽しく観てしまった。

主人公リズは、離婚とその後にできた若い恋人ともうまくいかないことをきっかけに、1年間で3ヶ所に旅することを決める。
各地で様々な出会いがあり、最後にまた愛を見つけるという物語。

まず旅する3ヶ所の景色・映像がすごく美しい。
都市は別として、イタリア→インド→バリと、たまたま全部私も行ったことのあるところで、風景の美しさと共に匂いや音の響き方まで蘇ってくるような懐かしいなという気持ちがあった。
とにかく食べ物にしても、登場人物の服装にしても色がきれいだから、まるでずっとお気に入りのポストカードを眺めているような、そういう豊かさみたいなものがあったのが良かったな。

各地で出会う人々のキャラクターも良かった。
特にバリで出会う老人や薬を出してくれる女性の(職業柄というのもあるだろうけど)何気ないセリフがとても響いたりする。

そういったものや人に囲まれ、ガチガチに凝り固まっていたリズの心がどんどん解き放たれていくのも納得で、バリで出会った心の家族が家を買えるように、友人たちに声をかけ資金を集めようとするシーンは涙ぐんでしまいました。

あくまで自分探しなので時間は淡々と流れていくし、ストーリーに抑揚があるわけじゃないけど、リズが1年間かけて癒されていくことが、私にとっても心地良く感じられました。

ジュリア・ロバーツというとやっぱり「プリティ・ウーマン」や「エリン・ブロコビッチ」のような、“動”の女性や物語が似合うイメージがあったけど、こんな感じもいいなあって思った。
とてもとてもチャーミングで、ますます好きになっちゃった。
私もあんな風になりたいな。
2児のママ版で。
タグ:ドラマ 2010
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「クレイジー・ハート」 [★★★☆]


クレイジー・ハート [Blu-ray]

クレイジー・ハート [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: CRAZY HEART
監督: スコット・クーパー
脚本: スコット・クーパー
原作: トーマス・コッブ
出演: ジェフ・ブリッジス/マギー・ギレンホール/コリン・ファレル/ロバート・デュバル/ポール・ハーマン
2009年/アメリカ映画
2009年アカデミー賞: 主演男優賞(ジェフ・ブリッジス)/歌曲賞(「The Weary Kind」(ライアン・ビンガム/T=ボーン・バーネット)など他多数

★★★☆

<感想>
落ち目のカントリー歌手が、ある女性と恋に落ち、失敗し、アル中を克服するが時は遅く...という、ごく普通のストーリーなのに、最後とても切なくなる映画でした。
これが歌の力なのかな...?

エンディングのライブシーンで曲が始まってから、気持ちがゆっくりと高まっていくんだけど、でも泣くまでは高まらないってところがまたいいんだ。
あくまでもじわじわと...で終わる感じが。

主役のジェフ・ブリッジスも良かったけど、マギー・ギレンホールも良かった。
姉弟共にいい俳優さんだな。
この手の作品に強いのかも。

切ないけれど、時は淡々と流れて行く...というような、そんな柔らかくて優しい映画でした。
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「魔法使いの弟子」 [★★☆]


魔法使いの弟子 [Blu-ray]

魔法使いの弟子 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray

原題: THE SORCERER'S APPRENTICE
監督: ジョン・タートルトーブ
脚本: ダグ・ミロ/カルロ・バーナード/マット・ロペス
原案: マット・ロペス/ローレンス・コナー/マーク・ローゼンタール
出演: ニコラス・ケイジ/ジェイ・バルシェル/アルフレッド・モリナ/テリーサ・パーマー/モニカ・ベルッチ
2010年/アメリカ映画

★★☆

<感想>
ニコラス・ケイジはまあまあ良かったのですが、偉大な魔法使いマーリーンの後継者役の子があまりにも貧相過ぎる。
この映画の感想は、内容や映像どうのよりもそれが全てって感じがする。
魔法の腕前を科学でカバーする物理オタクだとはいえ、せめて顔くらいまともでも良くない?と思ってしまいました。

こういう展開は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」でもあったけど、あちらの映画がわりとおもしろいと思えたのは、ポセイドンの息子がいきなり強かったことなんだ。
後継者(血縁者)たる者、それくらいの才能がないと逆に説得力がないと思うし、その天才が努力して偉大になっていくパターンの方があり得るって感じがしちゃうんだけど...。

敵役のアルフレッド・モリーナ、見るのがスパイダーマンのたこの人以来だから、ファンタジーの適役のイメージにぴったりでした。
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「フローズン・リバー」 [★★★☆]


フローズン・リバー [DVD]

フローズン・リバー [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD

原題: FROZEN RIVER
監督: コートニー・ハント
脚本: コートニー・ハント
出演: メリッサ・レオ/ミスティ・アッパム/チャーリー・マクダーモット
2008年/アメリカ映画
2008年サンダンス映画祭グランプリ/2008年NY批評家協会賞: 新人監督賞など

★★★☆

<感想>
何とも言えないな。
生活のため、子どものためとはいえ、犯罪は犯罪だし。
底辺の暮らしは(もっと下もあるんだろうけど)大変だなあと思うから、地道にやっててうまくいくわけはないんだろうけど、主人公である母親をあまり好きになれなくて、いまいち応援する気になれなかった。

小銭に困るくらいの生活してるのにたばこはやめないとか、だいたいギャンブル好きの夫がいながら持ち逃げされるような場所にお金を置くとか、よく分からないんだよね。

その辺がリアルさを表してるのかもしれないけど、密入国の手助けについても、中国人はOKだけど、パキスタン人だとあんな反応するとか、やってることが浅はか過ぎると思っちゃったのも理由の1つ。
密入国を助けるってことは、自分の国に危険を入れることに変わりない。
それは何人だろうが同じことなんじゃないかなあって思って。

最後1度は逃げたのに、ライラのところに戻って刑に服すことを決意し、子どもたちと一緒にいられるようにしたところでやっと救われた感じはした。
2人の関係が、子どもをいちばんに思う母親同士の友情に昇華して、落ち着くべきところに落ち着いたからかな。

簡単に共感したみたいな言い方はできないなという気持ちがあったかも。
全体的には悪くない映画でした。
サンダンス映画祭で何かしら受賞してる映画って、わりとこんな風に思うことが多い気がする。
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「ミッション: インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 [★★★★☆]


ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ブルーレイ+DVDセット(デジタル・コピー付) [Blu-ray]

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ブルーレイ+DVDセット(デジタル・コピー付) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: MISSION: IMPOSSIBLE-GHOST PROTOCOL
監督: ブラッド・バード
脚本: ジョシュ・アッペルバウム/アンドレ・ネメック
出演: トム・クルーズ/ジェレミー・レナー/サイモン・ペッグ/ポーラ・パットン/トム・ウィルキンソン/ミカエル・ニクヴィスト
2011年/アメリカ映画

★★★★☆

<感想>
すごいおもしろかったです。
見る前にちょうど「ミッション・インポッシブルはチームプレイがいいのに、トムばかり目立つって言われてるのがあったよね」とか、「(久しぶりに2人で見る映画なのに)おもしろくなかったらどうしよう」って話してたんだけど、やっぱりあの曲がかかるだけで無条件にワクワクしてくるし、チームでの動きも多かったので、かなり大満足。

なおかつ「やっぱりトムってすごいね」と終わった後に言わずにいられないほど、すごいアクション。
ドバイの高層ビルのシーンは、高所恐怖症の人は背筋が冷たくなるんじゃないかと思うほど迫力があった。

あと、ジェレミー・レナーの存在が良かった。
最初の登場の仕方が私には怪しく感じられて(内部の裏切り者的な)ちょっとハラハラしたし、その後に見えてきた過去のエピソードが、最後のそうだったのかーというオープニングとのつながりに関連するところもお気に入り。

次のミッションの依頼内容で終わるんだけど、このままこのミッション・インポッシブルのシリーズが、007みたいにジェレミー・レナーに引き継がれてもおかしくないなという雰囲気さえあったような気がしました。

ただ、そんな内容の良さに比べて、敵があまりにも地味だったのがちょっと...。
殺し屋の女性の不思議オーラは良かったけど、主犯格の人物の顔がもう思い出せないほどインパクトが薄い。
でもトムと渡り合うほど強いというね...。

監督がアニメ出身かつ、まだあまり本数を撮っていない人なんだと知って意外でびっくり。
大抜擢だよね。

見て良かったです。

ミッション・インポッシブル_ゴースト・プロトコル.jpg
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「クラバート 闇の魔法学校」 [★★]


クラバート 闇の魔法学校 [DVD]

クラバート 闇の魔法学校 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD

原題: KRABAT
監督: マルコ・クロイツパイントナー
脚本: マルコ・クロイツパイントナー/ミヒャエル・グートマン
原作: オトフリート・プロイスラー(「クラバート」)
出演: デヴィッド・クロス/ダニエル・ブリュール/クリスチャン・レドル
2008年/ドイツ映画(劇場未公開)

★★

<感想>
ファンタジーが好きなので興味を持ったんだけど、あんまり意味が分からなかった。
ある意味もっとダークな感じを期待していたのに、すごく中途半端。

親方に弟子入りしてる仲間は汚らしい若者ばかりでそれっぽく、カラスに変身したり、実際魔術を使ったりはしてた。
でもタイトルにあるような“闇”感は雰囲気だけで、内容が伴っていないように感じた。

主人公クラバートの魔術デビューは、近隣の村を盗賊から守るというものだったり、それがきっかけで知り合った女の子との愛の力で親方から仲間を救うことになったり、はぁ~?って思っちゃって。
確かに最後は闇が勝つわけにはいかないにしてもね。

映像の雰囲気は良かっただけに残念です。
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「パトリオット・ゲーム」 [★★★★]


パトリオット・ゲーム スペシャル・エディション [Blu-ray]

パトリオット・ゲーム スペシャル・エディション [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: PATRIOT GAMES
監督: フィリップ・ノイス
脚本: W・ピーター・イリフ/ドナルド・スチュワート
原作: トム・クランシー(「愛国者のゲーム」)
出演: ハリソン・フォード/アン・アーチャー/パトリック・バーギン/ショーン・ビーン/サミュエル・L・ジャクソン/ポリー・ウォーカー
1992年/アメリカ映画

★★★★

<感想>
当時けっこう好きだと思った作品で、久しぶりに見ました。
「レッド・オクトーバーを追え!」に続く作品で、ジャック・ライアンがCIAに復帰するきっかけを描いているもの。
私はその後に続く「今そこにある危機」を含めても、これがいちばん好きだったかも。

話のバックグラウンドとしては、IRAのテロ組織絡みを描いているんだけど、本筋は偶然王族を襲った現場に居合わせ、英雄となったジャック・ライアンに弟を殺されたショーンが、執拗にライアン一家を追い詰めていこうとするもの。
最後は一味のリーダーであるケヴィンを殺しちゃったり、組織の一員としての役目を忘れた男の暴走劇になってしまってはいて、単純だったりするんだけどね。

複雑な映画に慣れつつある今だと、物語にちょっと物足りなさを感じないわけじゃないけれど、でも絶対に家族を守ろうとするジャック・ライアンがやっぱりかっこいい。
今の映画みたいにCGとかいろいろ加工がない作りも、よりリアリティがあるようにも見えたし。
そういう意味では、昔懐かしの良き映画だと思いました。
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「トランスフォーマー/リベンジ」 [★★★]


トランスフォーマー/リベンジ [Blu-ray]

トランスフォーマー/リベンジ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray

原題: TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN
監督: マイケル・ベイ
脚本: アーレン・クルーガー/ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン
出演: シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス/ジョシュ・デュアメル/ジョン・タートゥーロ/ピーター・カレン(声)/ヒューゴ・ウィーヴィング(声)
2009年/アメリカ映画
2009年ラジー賞: ワースト作品賞/ワースト監督賞(マイケル・ベイ)/ワースト脚本賞

★★★

<感想>
こういう映画は家で見ちゃだめだなあと改めて思った作品。
家のテレビは小さくはないけど、画面いっぱいにトランスフォーマーたちがたくさん出てくると、もう誰が誰やら全然わからなくて、カラーがついてるのはいい方だなとかそんなレベルで見るしかなくなってる。
メガトロンはちょっと色がついてるからもう...って感じ。

「トランスフォーマー」の第2弾なんだけど、話はまあまあおもしろかったような。
ラジー賞の作品賞取ってるけど、期待値が高過ぎての結果なのかなあ。
私はそんなにひどいとは思わなかったけど。
さっきも書いた通り、映画館で見てたらもうちょっと楽しめたかもなあとさえ思うし。

最後3作目も大ヒットみたいだったし、これも結局テレビで見ることになっちゃうけど楽しみです。
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「借りぐらしのアリエッティ」 [★★★★]


借りぐらしのアリエッティ [DVD]

借りぐらしのアリエッティ [DVD]

  • 出版社/メーカー: スタジオジブリ
  • メディア: DVD

監督: 米林宏昌
脚本: 宮崎駿/丹羽圭子
原作: メアリー・ノートン(「床下の小人たち」)
声の出演: 志田未来/神木隆之介/大竹しのぶ/三浦友和/竹下景子/樹木希林/藤原竜也
2010年/日本映画
2010年日本アカデミー賞: アニメーション作品賞

★★★★

<あらすじ>
小人の少女アリエッティは郊外の広大なお屋敷の床下に、父ポッド、母ホミリーと3人で暮らしていた。
一家の生活に必要なものは、上に住む人間から気づかれないようにこっそりと借りて暮らしている。
人間に見られないように気をつけて生活していたが、ある日心臓病の療養のためにやってきた少年、翔に姿を見られていた。
初めての''借り''の日にも姿を見られてしまい、その日以来翔がアリエッティに近づいてくるようになった。
アリエッティは自分のせいで住み慣れた家を離れなくてはならなくなったことに責任を感じ、そんな翔に向かっていく...。

<感想>
アリエッティたちが床の下で、どんな風な道具を使っているのか、そういう暮らしの描写がとても興味深かった。
人間の道具をそのまま使っているものもあれば、加工してるものももちろんあり、そういうのはどうやって作ったんだろう?とか考えたり。

翔との関係もほんわかしてて良かったなあと思って。

ただ、あのお手伝いの人は何がしたかったんだろうっていうのは気になった。
顔がジブリものの悪い方特有のカエル顔をしてたから、何かやらかすなというのはすぐに分かったけど、部屋に鍵をかけたり執拗にみんなを捕獲しようとしたり。

映画を見終わった後キッチンに入った時、家には持って行きたくなるような魅力的なものがあるかなあーなんて考えちゃった。
あんな風な人たちがいて、知り合いになれたら楽しいだろうな。
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「グリーン・ゾーン」 [★★★☆]


グリーン・ゾーン 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】

グリーン・ゾーン 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray

原題: GREEN ZONE
監督: ポール・グリーングラス
脚本: ブライアン・ヘルゲランド
原案: ラジーフ・チャンドラセカラン
出演: マット・デイモン/グレッグ・キニア/ブレンダン・グリーソン/ハリド・アブダラ
2010年/フランス/アメリカ/スペイン/イギリス映画

★★★☆

<あらすじ>
フセイン政権陥落直後のイラクで、ロイ・ミラー准尉は大量破壊兵器の発見に全力をあげていた。
しかしその情報はいつも偽りで、真相に辿り着かず、ミラーは何か裏があるのでは...と疑い始める。
そんな時、偶然出会ったイラク人フレディの情報により、アル・ラウィという将軍の動きをつかむ。
CIAのブラウンの協力の元調べを進めるうちに、本当は大量破壊兵器はなかったにも関わらず、戦争を始めたのでは?という想像に辿り着く。
そしてその情報の捏造元は、国防総省の高官パウンドストーンである可能性が高かった。
その事実を確かめるべくラウィ将軍に接触をはかるミラーだが...。

<感想>
あまり期待していなかったけれど、緊張感やサスペンス要素もあり、ただの戦争映画という感じがしなくて楽しめた。
これが実際の話ならひどいよね。
マット・デイモンの正義感も説得力がある。

だけど、いちばん印象的だったのは協力者イラク人のフレディの存在。
特に最後、ミラーの「戦争のきっかけとなった大量破壊兵器は本当はなかったのでは?」という、自分の国に対する疑惑の答えを握るラウィ将軍をフレディが殺してしまったシーン。
証人を殺されたミラーが「なぜ殺した!」と叫んだのに対し、フレディは「あんたたちにこの国のことは決めさせない」と言うんだよね。
確かにミラーの行為は正義感にあふれているようにも思えるけど、実際イラク人からすればどれもこれもがおせっかいに感じてしまうのも事実だと思った。

その辺の描き方の距離感にも好感を持てました。
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